メルカリで売る売らないの判断基準3つ

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不用品をメルカリで売ろうか迷ったとき、「これは手間をかけてまで売るべきものだろうか?」と悩むことがあると思います。

中古ショップでは二束三文にしかならないようなものでも、メルカリなら高く売れる可能性があります。しかし、出品から発送までにはどうしても時間と労力がかかります。

私は、この悩みを解消するための明確な判断基準を持つことにしました。

これに従うことで、時間と労力を無駄にすることなく、賢くフリマアプリを利用できます。

基準① 時給1,200円の「副業」として見合うか

メルカリでの出品作業は、立派な「労働」です。そのため、私はこれを副業とみなし、時給換算で考えるようにしています。

目標とする時給は1,200円です。

これは全国平均時給よりも少し高めの設定ですが、煩雑な作業に見合う報酬として妥当だと考えています。

たとえば、利益が600円の商品を、出品から発送まで30分かけて売ったとしましょう。これは時給1,200円の仕事になります。これを基準に、利益が見込めるかどうかを判断します。

利益を計算する際には送料と手数料が非常に重要です。手数料は一律ですが、送料は対象物のサイズや重量によって異なります。

送料:ネコポスで送れるもの

送料・手数料を考慮すると、最低販売価格は800円以上を目指すべきです。本や薄手の衣類、小物など、厚さ3cm以内に収まる小さな商品が対象です。

 送料:宅急便で送るもの

送料が700円以上かかる場合があるため、最低販売価格は1,500円以上を目指さなければなりません。厚手の衣類、靴、家電など、サイズが大きめのものがこれに該当します。

そして、大事なのは相場です。出品前に必ず、メルカリで同じ商品がいくらで売れているかリサーチしましょう。販売価格がこの目標額に届きそうにない場合は、きっぱりと出品を諦めるべきです。

基準② 作業時間が想定時給を達成できるか

メルカリ出品にかかる時間には、商品の撮影から説明文の作成、コメント対応、梱包、発送まで、あらゆる作業が含まれます。

これらの作業にかかる時間を概算で計算してそれでも基準①の利益を生み出せるか絶対的なルールとして設けています。

もし出品前に、以下の作業総時間が利益が出さない労働であれば出品を見送ります。

購入者とのやり取り:値下げ交渉や質問に何度も対応しなければならないケース

写真撮影:商品の状態を完璧に見せるために、何度も撮り直すケース

発送前の商品のメンテ:中古品なので汚れがあればクリーニングするケース

梱包資材の準備:適切なサイズの箱や袋が見つからず、探し回るケース

時間という貴重な資源を浪費しないために、このルールは非常に重要です。

基準③ 「捨てる手間」と比較してどうか

メルカリでの販売が面倒に感じられるなら、潔く「売らない」という選択肢があります。その場合、以下の二つの手段を検討します。

セカンドストリートなどの買取ショップに持ち込む

運ぶ手間はかかりますが、その場で現金化できる手軽さがあります。100円未満の価格でも、「捨てるよりはマシ」だと割り切れるなら良い選択です。

捨てる

最も手っ取り早い方法であり、時間も手間も一切かかりません。

「手間をかけてでも利益を出したいか、それとも手軽さを優先するか」。この問いに答えを出すことで、最適な選択が見つかるはずです。

まとめ:メルカリを賢く利用するために

メルカリでの出品は、単なる不用品整理ありません。それは時間と労力を費やす「経済活動」です。

今回紹介した3つの基準は、その活動があなたにとって価値あるものかどうかを見極めるための羅針盤となるでしょう。

販売価格の目標を設定する:ネコポスなら800円以上、宅急便なら1,500円以上を目指す。

作業時間を意識する:出品から発送まで時間込みで設定した利益を生み出せるか。

手間を比較する:「売る」手間と「捨てる」手間を天秤にかける。

これらの判断軸を徹底することで、あなたは時間もお金も無駄にしない、賢いメルカリユーザーになることができます。

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