固定費削減のメスを入れようと家計簿を見ている中で住宅費について目が止まる。そして思う。
そもそもこの住宅ローン金利は最安か?
調べ始めると様々な選択肢がある。
ここで住宅ローン借り換えの検討を始めることに。
調べ始めると何を選べば良いか悩んで時間を消費する日々。。。
「いつ」「何を基準に」借り換えを決断すれば良いのか、迷う方も多いのではないでしょうか?今回は、私が決めた住宅ローン借り換えの判断基準と、後悔しないための決断のポイントを書き記します。
【確認すべきポイント3つ】
①現在の金利と借り換え後の金利差
これが最も重要なポイント。一般的に、現在のローン金利と借り換え後の金利に1%以上の差があれば、借り換えのメリットが出やすいと言われている。
もちろん、シミュレーションは不可欠。銀行のシュミレーションできるサイトをぜひ活用ください。
②残りのローン期間と残高
ローン残高が多く、残りの期間が長いほど、借り換えによるメリットは大きくなる。逆に、返済が残りわずかだったり、残高が少なかったりする場合は、借り換え諸費用がメリットを上回ってしまう可能性があります。
③借り換えにかかる諸費用
借り換えには、新たなローンの事務手数料、保証料、抵当権設定費用など、様々な諸費用がかか。これらの費用が借り換えによるメリットを上回ってしまっては意味がありません。必ず事前に試算し、総支払額で比較することが重要です
【借換のメリット・デメリット】
漠然と「お得そう」という理由だけで借り換えを進めるのは危険です。メリットとデメリットをしっかり理解しましょう。
【メリット】
•毎月の返済額の軽減
金利が下がれば、当然ながら毎月の返済額も減ります。家計にゆとりが生まれます。
•総支払額の削減
長期的に見れば、金利の引き下げは総支払額の大幅な削減につながります。
•返済期間の短縮・延長
返済期間を見直すことで、早期完済を目指したり、あえて返済期間を延ばして月々の負担を軽くしたりすることも可能です。
•金利タイプの変更
変動金利から固定金利へ、またはその逆など、金利タイプを変更して金利変動リスクに対応することもできます。
【デメリット】
•借り換え諸費用がかかる
上述の通り、まとまった費用が必要です。
•手間と時間がかかる
書類準備、審査、契約など、借り換えにはそれなりの労力と時間が必要です。
•審査に通らない可能性
借り換え時にも再度審査があります。転職や収入の変動などがあった場合、審査に通らない可能性もゼロではありません。
•住宅ローン控除額が減る可能性
借り換えによって金利が低下し、元金返済額が増えることで、年末の住宅ローン残高が減少し、住宅ローン控除額が減る場合があります。また、借り換え後に10年以上の返済期間がない場合は控除を受けられないこともあるので注意が必要です。
【後悔しないための決断ステップ】
借り換えは大きな決断です。後悔しないために、以下のステップで進めましょう。
•現在のローン状況を正確に把握する
金利、残高、期間、繰り上げ返済の実績などを確認します。
•複数の金融機関から情報収集・シミュレーション
ネット銀行やメガバンク、地方銀行など、様々な金融機関の金利を比較検討します。必ず借り換えシミュレーションを利用し、諸費用を含めた総支払額を比較しましょう。
•ライフプランと照らし合わせる
今後、収入が変動する予定があるか、大きな支出の予定があるかなど、ご自身のライフプランと照らし合わせて、最適な金利タイプや返済期間を検討します。
•プロに相談するのも一つの手
不安な点が多い場合は、ファイナンシャルプランナーや住宅ローンアドバイザーなどの専門家に相談するのも良いでしょう。客観的なアドバイスをもらえます。
•最終的な決断
シミュレーション結果やライフプランを考慮し、メリットがデメリットを上回ると判断できたら、いよいよ借り換えの申し込みです。
【有力候補は?】
住宅ローンの借り換えを検討する際、住信SBIネット銀行が有力な候補の一つでした。その主な理由と注意点は以下の通りです。
【住信SBIネット銀行の強み】
•低金利
ネット銀行の最大の魅力は、やはりその低金利です。住信SBIネット銀行も例外ではなく、業界最低水準の金利を提供していることが多いです。特に変動金利は魅力的な水準で、借り換えで金利負担を軽減したい方には有力な選択肢となります。
•充実した団信(団体信用生命保険)
金利上乗せなしで全疾病保障が付帯するなど、団信の保障内容が手厚い点が評価されています。万が一の保障を重視する方には大きなメリットです。
•オンラインでの手続き
多くの手続きをオンラインで完結できるため、来店の手間が省け、忙しい方には非常に便利です。
【住信SBIネット銀行の注意点】
•審査基準
口コミを見ると、「審査が厳しい」という声も聞かれます。特に、年収に対する借入希望額が高い場合、勤続年数が短い場合、信用情報に問題がある場合などは、審査に通りにくい可能性があります。また、ネット銀行の特性上、対面での細かな相談や融通が利きにくい点も考慮が必要です。
•手続きの自己管理
オンラインでの手続きが多い分、ご自身で書類の準備や手続きの進捗管理をしっかりと行う必要があります。不明点があれば、コールセンターなどを利用することになります。
•本審査落ちのリスク
仮審査を通過しても、本審査で落ちるケースも少なからず存在します。これは住信SBIネット銀行に限ったことではありませんが、ネット銀行の場合、対面でのフォローが少ないため、より注意が必要です。
【結論】
住信SBIネット銀行は、「とにかく低金利で返済負担を減らしたい」「手厚い団信に魅力を感じる」「オンラインでの手続きに抵抗がない」「ご自身の属性(年収、勤続年数、信用情報など)に自信がある」といった方にとっては、非常に有力な借り換え候補となります。
ただし、安易に飛びつくのではなく、必ず他の金融機関と比較検討し、ご自身のライフプランやリスク許容度、そして借り換え諸費用を含めた総支払額をしっかりとシミュレーションした上で、最適な選択をすることが重要です。