こんにちは。タマカマルです。
ダイエットや健康のために、「糖質制限」をしたり、「筋トレ」を頑張ったり、「グルテンフリー」を意識したりしていませんか?
海外のセレブやSNSで流行っている健康法を見ると、「体に良さそう!自分もやってみよう」と思いがちですよね。
実は、私たち日本人の体質は欧米人とまったく違うため、海外発の健康法をそのまま真似すると、効果が出ないばかりか、かえって健康を害してしまう恐れがあるのです。
今回は、内科医の奥田昌子先生の解説を元に、「日本人だからこそ知っておきたい正しいダイエットと健康法」についてシェアします。
日本人の最大の弱点と強み
私たちは「欧米人と日本人の体質の違い」をアルコールが飲める・飲めないくらいで考えがちですが、実は脂肪のつき方や血管の強さにも違いがあります。
弱点:最大の弱点は「内臓脂肪」のつきやすさ
日本人は遺伝的に、太る時にお腹周りに脂肪(内臓脂肪)がつきやすい体質をしています。
欧米の人は全身の浅い部分に「皮下脂肪」がつくため、見た目がかなりふくよかでも生活習慣病になりにくい傾向があります。一方、日本人は一見スリムに見えても、少しお腹が出るだけで、内臓脂肪が分泌する悪い物質のせいで糖尿病や高血圧などのリスクが跳ね上がってしまいます。
強み:実は「動脈硬化」になりにくい
悪いことばかりではありません!日本人は遺伝的に、健康診断でよく見る「善玉コレステロール(HDL)」が欧米人より約10%も多く、もともと動脈硬化になりにくいという強みを持っています。
実は日本人に合わない!?流行りの健康法の落とし穴
動画では、私たちがよく耳にする流行の健康法について、日本人の体質に合わない理由が解説されていました。
① 日本人のダイエットは「有酸素運動」一択
「痩せるために筋トレをして基礎代謝を上げよう」とよく言われますが、これは日本人にはあまり向いていません。
筋肉には「瞬発力の白い繊維」と「持久力の赤い繊維」があり、日本人は持久力の赤い繊維が70%を占めています。
筋トレで太くなるのは「白い繊維」なので、日本人はどれだけ頑張っても筋肉が太くなりにくく、筋トレによる基礎代謝アップでの減量効果はごくわずか。
内臓脂肪を直接燃やすためには、早歩きのウォーキング、ランニング、自転車などの「有酸素運動」が効果的です。
② やりすぎ注意!「糖質制限」のリスク
日本人は欧米人に比べて、血糖値を下げる「インスリン」というホルモンの分泌量が半分〜4分の1しかありません。
それでも昔の日本人が糖尿病にならなかったのは、お米(穀物)をしっかり食べてインスリンを効率よく使う体質を作っていたからです。
この体質なのに極端な「糖質制限」をすると、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が不足し、脳からの命令で膵臓が無理をしてインスリンを出そうとします。その結果、膵臓が疲れ果てて機能が低下し、かえって糖尿病を引き起こす原因になってしまうのです。
③ グルテンフリー・プロテイン・朝スムージーの盲点
グルテンフリー: 小麦を闇雲に避けると、日本人に大切な「食物繊維」まで不足し、腸内環境の悪化や糖尿病リスクの上昇に繋がります。
プロテイン: 日本人は筋肉がつきにくいため、必要以上にプロテインを飲むと、溢れたタンパク質がエネルギーにならず内臓脂肪に変わったり、腎臓や肝臓に負担をかけたりします。
朝スムージー: 果物に含まれる「果糖」は、血糖値を上げない代わりに肝臓でそのまま内臓脂肪に変わる性質があります。毎日飲むのは、内臓脂肪がつきやすい日本人にとっては要注意です。
私たちが目指すべき「理想の食事」とは?
日本人が一番健康で、世界一の平均寿命を達成した時代、それが「1980年頃(1975〜1985年)の和食」です。
当時は、食の欧米化によって適度に脂質が摂れるようになり(それ以前の日本人に多かった脳出血が激減)、かつ伝統的な和食のバランスが保たれていました。
【理想の和食バランスを普段に取り入れるコツ】
朝・夜はしっかりご飯(主食)を食べる(できれば玄米や雑穀を混ぜて食物繊維をプラス)
お魚、大豆製品(納豆・豆腐など)、海藻類(ひじき・もずく)を意識する
果物は1日1回、みかん1個やりんご1/4個程度に留め、楽しむ程度にする
今の時代、毎食これらを手作りするのは難しいですが、スーパーのお惣菜(魚の塩焼きなど)やフリーズドライのお味噌汁、冷凍ご飯などを上手に活用すれば、一人暮らしでも手軽にバランスを整えられます。
まとめ:情報ではなく「自分の体の声」を聴こう
世の中にはたくさんの健康情報があふれていますが、真面目な人ほど情報に振り回されてしまいがちです。
奥田先生は「自分の体の声に耳を傾けることが一番の近道」とおっしゃっています。
「これを食べたら体が軽いな」「プロテインを飲んだらお腹が張るな」といった自分自身の体の反応を観察し、時には日記などに書き留めて客観的に見てみることが大切です。
流行りに流されず、私たち日本人の体に宿った「素晴らしい仕組み」を活かして、心地よく健康な毎日を過ごしていきましょう。